平成20年度 学会案内・報告











日本臨床美容形成外科医会 IN Okinawa
平成20年11月15日(土)
 日本臨床美容形成外科医会と云う小さな勉強会がある。
形成外科出身者で美容外科を探境している開業医の会と云っても良い。
小さな会ながら66人と云うメンバーで一騎当千の方々ばかりである。
今回、秋の会合(勉強会)を新垣形成外科の先生が幹事で沖縄で開催した。
勉強会の主なテーマは「わきが」となっており、追加演題として私も「わきが術後の固定法」である枕木法を報告した。
多くの入り乱れた議論百態したが、それなりに得る事は多々あった。
 飾り気のない討論だからこそ本音のやり取りが出来、日常臨床に役立つと云う訳である。
幹事の新垣実先生にお礼を申し述べておく。



第31回 日本美容外科学会総会 於、広島 リーガロイヤルホテル
平成20年10月11日(土)12日(日)
 頭記学会が宮本義洋会長(宮本形成外科)の下で開催され約400人余の美容外科医が参加しました。
「美容外科のルネッサンス:安全で効果ある美容外科治療を求めて」と云う大命題を揚げて開催された本学会は数多くの発表と成果を得て、多くの会員に多大なる益をもたらしました。
 私自身は「眼瞼形成術の長期結果と合併症」シンポジウムの座長として1時間40分の進行役をさせて頂きました。
非常に内容が濃いシンポでしたので時間が幾等あっても足りないと云う感じになりましたが、7人の演者の方々(佐藤、高橋、一瀬、大慈弥、酒井、與座、平野の先生方)は勢力的に日頃の研究成果をご報告なさいました。


宮本義洋会長
立食パーティーでの一コマ

外国招待講演のお一人
Michael J.Yaremchuk MD 米国
顔面骨切りなどの第一人者である。

Dr Michael J.Yaremchukを囲んで
パーティーにおける沖縄関係の
皆様方とご一緒に


那覇市医師会講演会「性別適合手術」
平成20年8月29日(金)
 那覇市医師会ホールにて高松亜子先生による性別適合手術に関する種々なる内容、即ち性別の胎児期の成り立ち、性転換手術の歴史、日本の法律、世界の趨勢、実際の手術手技などを含めたご講演がありました。
 那覇市の開業医を中心に興味をもって拝聴する事が出来ましたが、不しょう私が座長をさせていただき医療の最先端の勉強を致しました。


友寄英毅那覇市医師会長の挨拶。




8月29日那覇市医師会館にて医師向けの講演をしました。その時の司会者として當山護が挨拶しました。

高松亜子先生の講演1





高松亜子先生の講演2


山本先生の沖縄の現況

三人の小さな食事会



第102回 日本美容外科学会学術集会報告
目の下のしわとりHamra法とは?その功罪
平成20年7月19日(土)於、福岡・博多
 我々は上記学会にて目の下に於ける目袋の除去に対し、最近盛んに施行されている「いわゆる
Hamra法」なるものについて自験例を検証し報告してみました。
 先ずは文献的考察から始め、本法は必ずしもHamra氏が始めたものではなく、1981年にLoeb,R氏がすでに報告している事を強調しました。
その後、Hamraが本法を色々応用し、広めたと云う実績がある点を述べ、さらに年間約30例近く施術した経験的な事から目の下のふくらみやしわとりなどに関し、すべてをHamra法に頼るのではなく適応を厳格にしないとうまくいかない症例がある点も述べました。
目の下のふくらみ・しわを3型に分類し、軽度や重度型には適応とならず、中等度の目袋(Baggy eye)などは適応があると強調しました。

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第106回 沖縄県医師会医学会報告 沖縄県立浦添看護学校
平成20年6月8日(日) 沖縄県立浦添看護学校
 本学会に於いて「上口唇の小腫瘤摘出術のいろいろ」と云う演題で報告しました。
上口唇は小さなホクロや腫瘤が沢山発生する所ですが、外見的に目立つので除去を希望する方は大勢おられます。
但し上口唇は鼻や唇の形など微妙な形態を要しておりますので、傷を含めて慎重に取らねばなりません。
 そこで我々は上口唇部を @鼻のまわり A鼻唇溝三角部 B人中のたかまり C人中のへこみ D赤唇部と白唇部の移行部 E口角部・その他に分け、これ迄どのように治療してきたのかを症例を挙げ報告しました。

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The Aesthetic meeting 2008
 平成20年5月3日〜6日、米国美容外科学会参加。
The Aesthetic meeting 2008。San Diego Convention Center で開催された本学会はISPAS(国際形成美容外科学会)と並び称される世界の美容外科医が関心高く見守っている学会です。私もこの学会は始めての参加です。
費用も格式も高い学会なので関心はあってもなかなか参加しづらいのが現況です。
(参加費だけで日本円で20万円もするのです。そしてOptional Courses となると1ヵ所約2万円です)
 例年に比べて米国景気が悪く参加者は少ないと云う事でしたが、各会場共に熱心な方々で溢れておりました。
スライドや動画など最新のコンピューターシステムの中で映画より素晴らしい画面が観られ内容豊かでした。
さすがに全部をみる事は出来ませんでしたが、楽しめた事は確かであり、明日へのエネルギーを頂いたのは神の思し召しだったのかと思います。
いずれにしろ来年はラスベガスと云う事で高い知識をもって患者さんの為にも自分の家族の為にも今一度踏ん張ってみたいと思いました。

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Bellefontaine Anti-Aging and Revitalizing Program
 平成20年4月6日 東京:青山ダイヤモンドホールにてスイスからいらっしゃった
Swiss Bellefontaine Health and Wellness Center の医師、Gundner Doctor と Thi Weber Doctor のお話しを伺う機会があった。
 彼等は馬から取れる血清などを Swiss の Hotel で5日間にわたって注射すると健康を持続出来ると云うものであった。注射の内容によっては目に効くもの、骨に効果的なもの等々があると云う事であるが、然し、スイス迄来ていただくと Anti-Aging が可能と云う事なので、これは現実的ではないし、もし効果がなかったらどちらの方が責任を負うのかも不明で不安がみえた。
 当然の事ながら詳しい医学的証明をその時お話しなされていないので明るい見直しがみえないセミナーであったとの印象が残った。

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日韓形成外科学会
 2月21日(木)から23日(土)迄、日本と韓国の形成外科学会が沖縄の万国津梁館にて開催されました。
日韓交互に開催する本学会の参加へは始めて加わってみましたが、沖縄での開催と云う事と、警病形成外科のレジデント時代一緒に勉強した現東京医科歯科形成外科教授秦維郎先生の主催によるものでしたので旧知の関係もあり、かけ参じました。
 沢山の演題が日韓双方からありましたが、旧交を温めるのに忙しい学会参加でありました。


左から

韓国教授 秦東京医科歯科教授 丸山東邦大形成外科教授 私

左から
警病形成外科時代の仲良し3人組
秦維郎教授 波利井清紀教授 當山護
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ISAPS国際学会出席
 2月10日から12日迄、オーストラリア メルボルンで開催された第19回国際形成、美容外科学会(ISAPS)に参加してきました。
最近、私自身がとみに外国学会にも参加せざるを得ない事情が増えましたが、横浜の脱毛学会を終了してすぐシドニー経由でメルボルンに行きましたので少々疲労はつのりました。
然し、この位で怯んでいられないのも美容外科領域です。
又、前回の韓国やブラジルの学会では日本人の参加は少なかったのですが、今回は大学を中心に4〜50人の方がみえておりました。
国際学会は発表演題の取り消しやプログラムの変更が当り前の様にありますが、それでも発表された内容から各国事情が垣間見えると共に美容医療の進歩の状況がわかります。
さらに、学会途中、昼夜のレセプションやミニレクチャーなどあり、めまぐるしい内容でしたが、早いスピードやアクセントの強い英語に馴れるのに苦労します。
それでも何とか得るものを掴んで・・・と努力しましたが学会を2日程度残し長期旅行を終了、急ぎ沖縄に帰ってきました。
新しい知見をどれだけ身につけたか、これからどの位、実践に役立てるかが今後の課題となりそうです。

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第34回日本脱毛学会学術集会
 2月7日(木)横浜で第34回日本脱毛学会学術集会に出席。
「小林敏男先生を偲んで レーザー脱毛不可能部位に於ける小林式脱毛」と云う演題で発表しました。
今やこの世の中の脱毛はダイオードやRF併用レーザー脱毛が巾を利かせておりますが、それだけでは脱毛出来ない部位も人間には多数あります。
例えば陰部やビキニライン、鼻や耳毛などですが、これ等は小林先生考案の絶縁針脱毛でないと完全脱毛が不可能です。
又、このコーティングを考案した小林式の針は皮膚に火傷を起さずきれいに効果を出しますが、今亡き小林先生を偲んで特別な脱毛学会と云うのが今学会の特別な意味でありますので友人であった小林君を偲んで発表させていただきました。
 小林先生が脱毛を始めた頃、同時に私共でも同じ事を開始し、彼には色々教えていただいた歴史があり感無量の面持ちです。
今回の発表の中で特に「ブラジリアン」と云う言葉を使用させていただきましたが、米国の脱毛市場の中で頻繁に使用されている言葉と云う事も新たにわかった事実ですので、沖縄の脱毛技術にひとつの特徴を加え広めていく所存にしたいと思っています。


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平成20年1月27日 第4回ラジ・エイジセミナー参加
 RF(ラジオ波)による医療部門への応用は多岐にわたりつつあります。
当院でも顔のたるみとりや、電気メス代わりの止血装置、脱毛技術などに取り入れており、
重宝しております。
 今回は東京で開催されましたラジ・エイジ研究会に飛び入り参加してまいりました。
講師はこの分野で有名な白壁征夫先生ですが、彼の講演・実演の間に少しく私共のこれ迄の経験を述べさせて頂きました。
 写真は全国から集まった形成外科・皮膚科医の先生方が実演している所です。

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第101回 日本美容外科学会発表
 標記学会が新年1月19日(土) 東京:新宿で開催されました。
 当山美容形成外科からシンポジストの一人として當山護が選ばれ、他の演者と共に「鼻翼・鼻孔底縮小術について」と云う報告をさせていただきました。
 発表は小鼻の広がり方を6型に分類しそれぞれの手術々式を述べ、その後特殊例として幾つかのfollow up したケースや長期経過後の結果をお示ししました。
 当山美容形成外科は長い歴史があるのはご存知の通りですが、それだけに沢山のケース、種々なる方法の組合せなどあり、分類しまとめるのが沢山な作業であった事は確かです。
 然し、後世の為にそれ等の作業のひとつひとつが役立ってくれると有難い事だと感じました。



鼻翼、鼻孔底縮小術
〜我々の分類、手術適応と応用例〜

クリックするとご覧になれます。


鼻翼、鼻孔底縮小術について討論する5人の演者
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平成20年1月某日 院内食事会
 当院では時々、職員同士融和を計る為、昼、夜共食事会をします。
食べている時は皆様方穏やかなお顔で仏様みたいな女性ばかりです。
 でも、仕事場では鬼となって仕事に励みます。
硬軟おりまぜて沖縄の美容業界をリードしている面々の一コマをお伝えします。

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平成20年1月14日(月) 院内研修会
 接遇の重要性を日頃から感じています。
病医院もサービス業の一種、いつもお会いするお客様に不愉快な印象を与えては困ります。
 どんなに忙しくても笑顔を忘れない態度、心のこもったおもてなし、大切な事ですが、ついつい忘れがちなのも事実です。
 多くのお客様に愛されるよう職員一同これからもつとめて参りますので宜しくお願いします。

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手掌、足底部多汗症に対するボツリヌストキシン治療
ー 特に伝達麻酔に関して −
第105回 沖縄県医学会報告 平成19年12月9日 於:沖縄県浦添看護学校
 上記医学会に当院で行っている手掌、足底部多汗で悩んでいる方々の治療法を発表させていただきました。
 手のひらなどの多汗は日常生活に困るほどですのでこれ迄、胸部交感神経切断術が外科分野で行われております。但しこの方法は他の部位に多量に汗をかく結果となります。
これを代償性発汗と云いますが、強い副作用となり、手のひらの汗は治ってもまた新たな悩みが発生する事になります。その為、我々は約2年前より手掌や足底部の多汗に対しボトックス(ボツリヌスA血清)を注射して良好な結果を出しております。
その際、手のひらに数多く注射しますので、注射の痛みを軽減させるやり方が望まれます。
その為、当院では図のように伝達麻酔を併用してボトックスを打ち、手掌、足底部多汗の方の治療に応用、治療法の改善を目指しています。
 専門分野の方々の御意見を伺いながらさらに改善を加え、多汗に悩む患者さんへ一日も早くリスクの少ない福音を届けたいと信じております。

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平成19年11月24日・25日 第13回日本臨床毛髪学会参加
 始めて日本の毛髪学会(於東京)に参加しました。
紀尾井町クリニックでアメリカの植毛学会第一人者と云われる Paul T Rose先生と Edwin S Epstein先生(写真参照)の植毛術の実際をみせていただきました。
紀尾井町クリニックの柳生先生や看護師さんのあざやかな植毛の手さばきを含めて寒心すること多く勉強になりました。

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平成19年5月26〜29日 
韓国でのISAPS(国際形成美容外科)研修会に参加
 ISAPSが東洋で開催されるのはこれ迄、2回東京で行なわれましたが、東京以外では珍しい事です。
 沖縄から近くにある韓国ですので娘と出掛けてきました。最新の発表等ありましたが、夜のお酒が強いので弱りました。
 写真は学会で熱心に発表を聞いている所と夜のパーティーでリッツ美容外科の広比先生や娘共とご一緒のものです。


ふれ合い大学 最終講演に出席しました。
 久茂地公民館で開催されたふれあい大学の最終講演を依頼され、どれだけの生徒さん(私共全員年上の方々ばかりなので恐縮しましたが・・・)達に益する事をお話しできたか分かりませんが、兎にも角にもアンチエージングと題する講演会を無事終了する事が出来ました。
 講演をするのには相手様へ為になる事を話さなければなりませんので、今でも汗だくです!
 美容外科は外科的手段で若返ろう(少し前の自分を取り戻そうとする試み)とするものです。
ダイナミックではありますが、その裏には大変な苦労がにじんでおります。
そして将来は明るいものがあるのが美容外科領域のアンチエージングなのです。
実践してみますか?

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みつき頑張る
10月初旬、第30回の美容外科学会が北海道で開催されました。
その最終日にMedical Skin Care Specialist 講習会が同時に催され、当院の比嘉光貴看護師が美容外科における看護師の役割と題しパネルディスカッションの一人に選ばれ堂々の発表をしました。
若くて張り切り屋、美人の誉れ高い彼女は才女でもあります。
発表の中で彼女は患者さんの話を納得する迄聞き、医師に要領をもって伝える事、その上で倫理観のある医療従事者こそが未来の美容外科を輝くものにすると述べました。

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1)現在の会社ではピアスが流行していますが、反面において、
  耳ピアスを開けた後に化膿したり、ケロイドになったりする
  人があとをたちません。その為の処置や治療で苦労した事を
  沖縄県医学会で発表しました。特に耳介軟骨炎や耳介ケロイ
  ドになった方は重症ですので、本格的な手術をしないと耳を
  失いかねませんし早目に形成外科専門医に受診する事が大切
  と云う内容です。

2)わきがの診断と治療について発表しました。わきがの治療の
  難しさは治療そのものも大切ですが、術前の診断がより重要
  となります。わきには2通りの汗があり、ひとつは臭いを発
  する汗、もうひとつは臭いを伴わない汗です。わきが手術は
  臭いを伴うアポクリン腺を退治する訳ですが、その見分け方
  を充分にしないと手術しても良くならないと云う結果を招き
  ます。治療の前に分類をして、それぞれに合った治療法の選
  択をする事を仙台での日本美容外科学会で報告しました。


3)沖縄の統合医療学会で講演を頼まれ、美容外科から見たアン
  チエージングと云う題で発表しました。内容は外科的治療で
  どれだけ若返る事が出来るかと云う点を重視したお話にして
  おります。そして、これ等の新しい医療、医学と云う概念か
  らみて沖縄の未来像を健康と長寿に求めた方が良いと結論と
  して報告しております。この続きは次の統合医療学会になり
  ますが、健康投資がいかに人的資源の活用となるかなのです
  が、沖縄や日本の発展の為にも、これから新たな模索を必要
  とする一助けになればと考えている所です。


4)アンチエージングが流行ですが、美容外科では昔から若返り
  と云う方法を外科的手段に求めて研究を続けております。
  沖縄県医学会で今回ご報告させて頂いたのは、その基盤にた
  ってこれ迄、我々が行なってきた種々なる身体各部位の若返
  り手術を述べ、かつ結果として我々の成績を示してみました
  。当然の事ながら多種にわたる手術方法の中から現在、お行
  われているよりベターな方法を選択させ、会場の皆様方にお
  示しした訳です。これからも治療法の改善を目指さなければ
  ならない点も反省点として述べております。


6)現在の日本の美容外科で下腹部の脂肪とりなどは、ポピュラ
  ーな方法となりつつありますが、一方では、皮膚のたるんだ
  方は脂肪吸引だけではどうしようもありません。そのような
  方は下着に隠れる部分に手術痕をつけてたるんだ皮膚、皮下
  脂肪などすべてを切除します。リスクの発表と云うのはやり
  にくいものですが、少しでも過去の私共の経験が未来の医療
  に役立てて頂ければと考え、合併症の分類をしてひとつびと
  つの対策を述べさせて頂きました。患者さんから教わる事も
  多い中で貴重な経験を自分だけのものにせず、世の人々への
  幸福へ還元していけたらとおもっております。
  (於:東京 日本美容外科学会)


7)沖縄の現況を充分に把握して、沖縄に住んでいる医療人とし
  て沖縄のこれからは、経済発展のみではない別のあり方はな
  いのか?その為にはどうするのか、異業種のつながりをどう
  すれば良いか、当山が問題点を指摘させて頂きました。
  一金会と云う少人数の先生へのお話でしたが、講演をすると
  云う事は自分自身の考え方をもう一度洗い流し、見直しをし
  て、まとめてみると云う事になりますから私自身が勉強にな
  りました。特に沖縄県の財務逼迫の中で人間が生活をする基
  板、つまりセイフティネットのあり方を考えの中に入れてお
  話ししました。健康な人には分かりにくいのですが、自分が
  働けなくなった時にどうするかは大切な部分なのだと生きて
  行く為に改めて感じています。


8)沖縄県医師会報にこれ迄報告した耳ピアスの合併症を論文形
  式で載せてみました。発表と違い、論文を書く作業は過去の
  他人の論文を読む仕事から始めなければなりません。
  自分のみの考えではなく、他の専門医の思考をどう捉え、考
  えてみるか、その上で参考にすべきものと自分の主張をきち
  と自分の主張をきちんとした文章にする作業です。
  たいした事のない論文と思われる方もおられるかも知れませ
  んが、もう一度、若い時を思い起し、論文を書き、耳ピアス
  合併症をまとめております。後世の方が参考にして頂けたら
  と思っています。


9)わきがの手術で難しいのが出血のコントロールです。術後の
  出血が多いとワキの皮膚が壊死に陥り、大きな傷跡を残す事
  になります。その為、止血も大切ですが、手術後の圧迫はも
  っと重要視されねばなりません。そして、へたな圧迫は術後
  、腕の痛みを生じたりしますので、術後の患者さんが苦労し
  ます。それではいけないので、我々は当院独自のわきが術後
  の圧迫法を考案し、「枕木法」と名付け、沖縄県医学会で発
  表しました。


10)私は医者でありますが、時々政治的趣の事もまとめたり発
   表したりする事があります。長い間、那覇市医師会の中で
   仕事をさせて頂いた経験もありますが、政治や行政はどう
   しても財務的面をみて県や国を動かします。そうしますと
   人が生きていく為に最も重要な部分が損なわれてしまう時
   もあります。我々医師は、常に社会の底辺にいる方々と接
   し、その悩みを共有すると云う立場にありますから、その
   部分の主張を主体として第6回JACT沖縄支部大会のシ
   ンポジウムに地方の発展性を述べてみました。


11)富山県での美容外科学会では、おでき(腫瘍)やあざを切
   り取る時、出来るデコボコなどをどのように防いだら良い
   か・・・の一工夫を発表します。小さな報告例ですが、こ
   のような小さな工夫の積み重ねが結局は患者さんのクオリ
   ティオブライフに繋がるものですし、自分自身が良いと思っ
   ても他の医者からみたら、もうひとつの別の考え方があって
   も良いのではないかとお知恵を貸して下さる場合もあります
   。手術療法の発展は小さな事から大きく伸びる事もあります
   ので、焦らずこれからも研究成果を報告していきます。


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