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ニキビの種類

ニキビの出来る過程

 思春期頃になると、ホルモンの作用によって毛穴の出口が厚くなる角化のために毛穴が詰まります。また、ホルモンの作用により皮脂分泌が増えます。皮脂を好むアクネ菌が毛穴の周りで増え、炎症が起こるのがニキビです。
 炎症がひどくなり、繰り返すようになるとニキビ痕が残りやすくなりますので、炎症が起きる前に、1度炎症が起きたらできるだけ早く炎症が収まるように、早め早めの治療がとても重要です。

初期段階【非炎症性ニキビ】

 毛漏斗部(毛穴の出口)の角化により毛穴がふさがる状態をいいます。この中は皮脂が詰まっています。この段階では炎症はまだ起きていません。保険診療で処方される外用薬は、この状態にも効果を発揮します。炎症が始まる前に治療を開始すると、痕になりにくいのです。
治療方法
保険診療 ディフィリンゲル(外用薬)
自費診療 ケミカルピーリング、吸引治療、ビタミンCローション

第2段階【炎症性ニキビ】

 赤く炎症を起こして盛り上がっている状態です。皮脂を好むアクネ菌が増えると、炎症を起こす細胞が集まってきます。
 赤く盛り上がった先端に黄色く膿をもったニキビもあります。
 深い部分に炎症を起こす嚢腫タイプのニキビでは、抗生剤が効きにくく切開排膿処置が必要なことがあります。
治療方法
保険診療 抗生剤の内服薬や外用薬、ディフィリンゲル、デュアックゲル、漢方薬、排膿処置など
自費診療 ケミカルピーリング、吸引治療、ビタミンCローション

第3段階【ニキビ痕】

 ニキビ痕には幾つか種類があります。種類によって治療が大きく変わります。

■ニキビ後紅斑

 ニキビは治ったのに赤い状態が持続します。皮膚の毛細血管が開いている状態です。少しずつ良くなりますが、時間がかかります。Vビームという赤い色素に反応するレーザーやビタミンCを用いたイオン導入をお勧めしています。(いずれも自費診療)

■ニキビ後の盛り上がった痕(肥厚性瘢痕やケロイド)

 盛り上がった部分にステロイドの注射をしたりテープを貼ったりします。(保険適応)
 ハイドロコロイド粘着テープやシリコンジェルプレートを用いた圧迫療法もあります。(自費診療)

■ニキビ後の凹んだ痕

 グラインダー法、炭酸ガスレーザー法、ヒアルロン酸、コラーゲン療法、ダイヤモンドトーン、手術療法、eCO2フラクショナルレーザー、パールレーザー、フュージョン変法などを使用します。

その他の治療法
グラインダー法
 歯医者で歯を削るような高速回転をするグラインダーと云う機械でニキビ痕を削ります。両側のほっぺたに局所麻酔をします。
 皮膚を全体的に削りますので、すりむいたような傷になります。その後、3日~6日くらい軟膏療法を続けます。2~3ヵ月は赤味のある肌です。少々色素沈着が続く方がおられます。
1回のみのグラインダー法ではなく、数回繰り返します。
症例写真

Co2レーザー法
 凹部の辺縁、つまり凸部にCo2レーザーを当てます。へこみ部をぼかす効果をねらっている訳です。
全体的にやらず、局在的、テスト的に1部づつやってみることからお始めになっていただいております。
テスト的にやってみる部分は500円玉位の範囲で約5千円です。それで良いとされたら全体に照射します。

ヒアルロン酸・コラーゲン療法
 ヒアルロン酸やコラーゲンを凹部に注射します。ヒアルロン酸もコラーゲンも数種類のものがありますが、予算やへこみに応じて使い分けております。
残念ながらどちらも一時的効果でありますので、根気強い使用と云う事になります。またグラインダー法などとの併用を行なっています。

ダイヤモンドトーン
 先端にぎざぎざしたダイヤモンドのついた機械で皮膚をこすります。
皮膚表皮の角質を削るわけですが、削った角質を同時に吸引もします。効果はグラインダー法に劣りますが、仕事も休まず、30分程度で終了、麻酔なしで痛みもなく、顔全体約1万円と予算的に安上がりな部分が高利用につながっております。

手術療法
 大きな凹部分を切開して縫合、1本の傷痕にしてしまう方法です。めったに適応になる方がおられませんが、たまにはやられる方もおります。

eCO2フラクショナルレーザー

パールレーザー

フュージョン変法


ニキビの治療について皮膚科医からのアドバイス

  • ニキビは医療機関からの処方薬を使用することとは別に、ご自宅でのスキンケアが大事です。
    効果的なスキンケアの方法や化粧品選びなどを、当ホームページを参考になさってください。
  • 体にできるニキビなどは、ニキビと同じように見えてマラセチア菌(カビの一種)が関係していることもあります。一般的なニキビの治療とはお薬が異なります。ニキビの治療をしているのに治らない場合はご相談ください。

ニキビが気になる方の化粧品選びと洗顔方法

■クレンジング

  • 油分が多く含まれるオイルクレンジングはお勧めしません。
    クレンジングジェルやクリームタイプをお勧めします。
  • クレンジング後の洗顔の際、洗顔料は十分泡立てて、泡のクッションを利用して擦らずに洗うことが大切です。
  • 帰宅後は早めにお化粧を落としましょう。

■ファンデーション

  • リキッドファンデーションやクリームファンデーションはカバー力がある一方、油分が多くニキビ肌の方には不向きです。
  • 化粧品は「ノンコメドジェニック」表示のあるものを選びましょう。「ノンコメドジェニック」とはニキビができにくいことを確認している製品です。
  • 当院ではダブルクレンジング不要のミネラルファンデーション“ビューティフルスキン”をお勧めしております。炎症性ニキビが多い時も使用できます。

日常生活に関する注意点

  • ニキビの悪化と食べ物について科学的に因果関係が証明されたものはありません。しかし、特定のものを食べて明らかな悪化していると感じた場合は控えた方が良いでしょう。
  • 睡眠時など、枕カバーやシーツなどお顔に直接触れるものは清潔に保ってください。
  • ヘアスタイルによっては、髪の毛の刺激でニキビが悪化することがあります。ニキビがよく出る部分に、髪の毛がよく触れる場合は、触れないように髪を結んだりヘアスタイルの工夫をしましょう。
  • 洗いすぎは必要な皮脂まで奪われますので、洗顔回数は1日1-2回です。洗顔後には化粧水などで肌を整えましょう。
  • ディフィリンゲルなどアダパレンが含まれる外用薬を使用中の方、ピーリングを定期的に行っている場合は、紫外線対策が特に必要です。日焼け止めクリームは紫外線吸収剤が入っていないものがお勧めです。
  • ご自分で化膿したニキビをつぶさないようにしましょう。

VCローション

 当院では高濃度ビタミンローションをご用意しております。
 ビタミンCには、ニキビの炎症を抑える効果、色素沈着に対する効果、皮脂分泌の抑制効果があります。
 ビタミンCは紫外線などの影響で壊れやすく不安定な物質です。しかし当院では、安定性の高いビタミンC誘導体を用いてローションを作っています。ビタミンC誘導体とは、肌に吸収された後にビタミンCに変換されるため、安定した状態で効率良く肌にビタミンCが吸収されます。
 ご自宅でのスキンケアに是非お使いいただきたいローションです。

ニキビ問診票

診療前に以下の内容を記入していただきます。

  1. ニキビができ始めたのはいつ頃でしょうか。
  2. 皮膚科でニキビ治療を受けたことがありますか。 ある・ない
    ※「ある」と答えた方は3.へ
  3. 2.であると答えた方にお伺いします。
    ①処方されたお薬を、わかる範囲で教えてください。
     《飲み薬》抗生物質 ビタミン剤 漢方薬 その他
     《塗り薬》ディフィリンゲル・ベピオゲル・デュアックゲル
      エピデュオゲル・抗生剤外用薬・その他
    ②ニキビの自費診療(保険外診療)を受けたことがありますか。
      例)ケミカルピーリング・イオン導入・光線治療・トレチノイン外用薬・その他
  4. 便秘はありますか。 あり・なし
  5. 生理について伺います。
    ①生理不順はありますか。 あり・なし
    ②生理前にニキビは悪くなりますか。
    ③生理痛はありますか あり・なし
  6. 使用している石鹸と洗顔回数について
    ・洗顔料
    ・洗顔回数
  7. お化粧する方へ伺います。
    ①お化粧する頻度 毎日・休みの日はしない
    ②使用している化粧品やクレンジング洗顔料について
     a)ファンデーション
      パウダー・リキッド・クリーム・スティック・お粉
     b)クレンジング
      クリーム・ジェル・オイル・ミルク・リキッド
  8. どのようなニキビの症状にお困りですか?
    ・赤いプツプツしたニキビ
    ・痛みや痒みがある
    ・毛穴のつまり
    ・ニキビは治ったがいつまでも赤みが残っている
    ・ニキビの治った後のシミ
    ・ニキビの治った痕が盛り上がっている
    ・ニキビの治った痕がへこんでいる
  9. 希望されるニキビ治療について
    ①保険診療の範囲内で治療したい
    ②自費診療も希望する
    ③相談して決めたい