再生医療(第二種再生医療等提供計画番号取得)
当山美容形成外科では第二種再生医療等提供計画番号を取得しています。幹細胞をもちいる再生医療は、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会でその治療の医師の要件・安全性・妥当性が厳しく審査されます。そこで適切と認められれば厚生労働省に治療計画を提出することができ、はじめて治療を行うことが可能となります。当山美容形成外科は正式なプロセスを踏み厚生労働省に第二種再生医療等提供計画を提出し、計画番号を取得した医療施設です。
再生医療とは、ご自分の細胞を使った完全オーダーメードの治療です。ご自分の身体から細胞を採取し、特殊な技術で数千から数億個程度までに細胞を増やします。細胞が老化もしくは著しく減少している部位にその増やしたご自身の細胞を移植してあげることでその組織本来の持っている能力をもとに戻してあげられる可能性があります。
間葉系幹細胞とは骨髄または皮下脂肪内に多く存在する細胞です。幹細胞は自分を複製する能力と他のものに分化する能力を持った細胞です。またサイトカインと言うたんぱく質を作りだしそれがコラーゲンを増やす方向に導いたり、様々な細胞の活動性をあげる事が示唆されています。
つまり、幹細胞は自分の数を増やしながら、損傷部位があると本能的にそこに接着し、様々な栄養因子を放出し組織の保護再生に作用したり、傷害された細胞を補充する機能細胞となりうる性質を持っています。
脂肪由来間葉系幹細胞を皮内に注入する事によって各種加齢変化(細胞の老化)により弱くなった組織を若返らせる事が期待出来ます。ここでいう各種加齢変化とは
お悩みやご希望を伺い、再生医療や施術内容について医師より説明いたします。
治療が決まりましたら、細胞培養に必要な脂肪の採取と、血液採取を行ないます。脂肪採取は約10分程で終了します。へその中に約5mm皮膚を切開し、米粒1〜2個ほどの脂肪を採取します。術後の傷はほとんど目立たず、痛みもほぼありません。また抜糸の必要もありません。次に、細胞を培養する為に必要な血液を採取します。採血は約10分程で終了します。
採取した脂肪や血液は、培養加工施設であるアヴェニューセルクリニック(東京都港区)に輸送して細胞の培養を行ないます。培養期間はおよそ1ヵ月となり、脂肪採取日から1ヵ月後以降の日程で投与日をご予約ください。なお、原則として投与日が確定した後(ご予約後)の変更は承れません。
確定投与日にお越し頂き、目的とする部位に注射を行ないます。投与は約45分程で終了します。予約時間に最善の状態で提供できるようにアヴェニューセルクリニックから輸送し用意いたします。
投与部位が赤くなったり腫れたりすることがありますが、ほとんどの場合は数時間~数日で消失します。当日の注意点:長風呂や過激な運動はお控えください。
※本治療には組織や細胞の輸送を必要とします。輸送後の組織や細胞が合格基準に満たない場合治療は中止あるいはやり直しとなる場合があります。詳しくは医師より説明致します。