自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた関節痛、変形性関節症治療
幹細胞とは生体の恒常性を維持するための細胞です。体外で培養することで数千から数万倍に増やすことが可能です。
再生医療は厳しい審査のもとで行われます。治療を行うためには、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会において、その治療の妥当性・安全性・医師体制・細胞加工管理体制が厳しく審査されます。そこで適切と認めらたのち厚生労働省に治療計画を提出することで治療を行うことができます。
当山美容形成外科は厚生労働省に第二種再生医療等提供計画を提出し、計画番号を取得した医療施設です。
お悩みやご希望を伺い、再生医療や施術内容について医師より説明いたします。
治療が決まりましたら、細胞培養に必要な脂肪の採取と、血液採取を行ないます。脂肪採取は約10分程で終了します。へその中に約5mm皮膚を切開し、米粒1〜2個ほどの脂肪を採取します。術後の傷はほとんど目立たず、痛みもほぼありません。また抜糸の必要もありません。次に、細胞を培養する為に必要な血液を採取します。採血は約10分程で終了します。
採取した脂肪や血液は、培養加工施設であるアヴェニューセルクリニック(東京都港区)に輸送して細胞の培養を行ないます。培養期間はおよそ1ヵ月となり、脂肪採取日から1ヵ月後以降の日程で投与日をご予約ください。なお、原則として投与日が確定した後(ご予約後)の変更は承れません。
確定投与日にお越し頂き、目的とする部位に注射を行ないます。投与は約45分程で終了します。予約時間に最善の状態で提供できるようにアヴェニューセルクリニックから輸送し用意いたします。
投与部位が赤くなったり腫れたりすることがありますが、ほとんどの場合は数時間~数日で消失します。当日の注意点:長風呂や過激な運動はお控えください。
※本治療には組織や細胞の輸送を必要とします。輸送後の組織や細胞が合格基準に満たない場合治療は中止あるいはやり直しとなる場合があります。詳しくは医師より説明致します。