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ウルセラ
顔面のたるみ(口角部・あご)などはこれ迄、手術療法が主体でしたが、非手術療法として高密度焦点式超音波装置「ウルセラシステム」を導入致しました。

高密度焦点式超音波装置について
 使用する機器は、米国Ulthera社製の高密度焦点式超音波治療装置「UltheraTM System」という装置です。 医療分野においては、超音波が深い部分まで届きやすいという性質を生かし、超音波装置は主に診断用として広く使われています。 超音波は体内の組織や骨に当たると反射する為、反射してきた超音波を画像化して診断に用います。 一方で、超音波エネルギーを一点に集束できる構造の超音波治療装置では皮膚表面に影響を与えることなく、深部の組織を振動させ摩擦による熱を発生出来る為、熱凝固治療や温熱療法に応用できます。

 超音波治療装置「UltheraTM System」は、表面から3~5mm下の皮膚の深い部分(主に皮下結合組織)に焦点を合わせ、縦横直径1mm程度の大きさで細かく均一な熱損傷を正確に与えていく事が可能です。 熱損傷を受けた部位が創傷治癒する過程において組織内の膠原線維が密になっていく事で皮膚の引き締め効果を得る事が期待されます。 皮膚表面には影響を与えず、照射時の痛みが比較的少ないというのも特徴です。

治療の方法
 目や口の周りを除いて、お顔全体に超音波を当てていきます。 超音波エネルギーは皮膚表面から3~5mmの深さに縦横1mm径程度の大きさで点状に集束されて、その点が長さ25mmのラインを移動していく仕組みです。 1回の治療にかかるお時間は約30分です。 また、治療に際し、麻酔剤等は使用致しませんので、痛みを我慢できない場合、エネルギーを下げる、ゆっくり照射する等で対処致しますので、すぐにおっしゃって下さい。
費 用 : 両頬のみ(1回) 100,000円(税別)

症例写真


予想される効果及び副作用
 超音波治療装置は皮膚の深さ3~4.5mmに1立方ミリメートルと云う小さい範囲に超音波エネルギーを集束し熱凝固させる事が出来ます。 その部位が創傷治癒する過程において新しいコラーゲンが産生され、皮膚の引き締まり効果が期待できます。 治療効果は即効性ではなく、治療後1ヵ月目以降から徐々に現れてきます。 治療後3~6ヵ月頃が一番効果を実感できる時期です。 再度、治療をご希望される方は最低3ヵ月以上空けられてからの治療をお勧め致します。

 皮膚のたるみ・シワを主張する患者さま35人に参加して頂いた米国での臨床研究では、1回治療後90日の状態で眉毛の位置を画像解析装置で計測した結果、0.5mm以上上がったという方が89%に見られ、また医師による評価も患者様の85.7%に効果が見られると報告されています。
患者さまご自身の評価でも、眉毛の位置に関しては75%の方が「満足」又は「大変満足」と示しています。

 一方、副作用としては治療直後の一過性の紅斑あるいは浮腫を認めるのみで、瘢痕形成を含むその他副作用は見られなかったと報告されています。 下記に予想される症状や可能性がある症状をまとめます。

  1. 痛みについて
    超音波を照射する際は痛みを伴いますが、海外での臨床例によると麻酔がなくとも十分耐えられる痛みの範囲であったと報告されています。痛みはごく一時なもので、30分以上痛みが継続したと云う報告がありません。

  2. 紅斑ならびに炎症反応について
    敏感肌の方の場合、超音波照射後、皮膚表面に赤味(紅斑)が一時的に生じます。皮膚の反応や疼痛の強さから判断し、なるべく赤味が残らないような方法を考慮します。

  3. 腫れについて
    治療後、皮膚が腫れる場合がありますが、48時間以内には消えますので心配ありません。

  4. 熱傷や瘢痕、皮膚色調の変化について
    皮膚の反応や疼痛の強さから判断し、熱傷や瘢痕が生じないような設定を考慮します。又、反応や痛みが強すぎる場合は速やかに治療を中断いたしますので、無理に治療を継続する事はありません。

  5. 顔面感覚神経への影響
    末梢感覚神経は皮下組織と筋肉の間を走っており、超音波がその神経に触れると知覚への影響が一時的に起りえます。超音波照射による熱損傷部位の大きさや密度を限局し、感覚神経への影響は最小限に留めるように配慮いたします。

  6. 顔面運動神経への影響
    治療に用いるUltheraTM Systemでは、照射される超音波エネルギーは1立方ミリメートルの大きさに限局されますので、運動神経への影響は最小限に抑えられますが、神経に触れた場合、一時的な麻痺症状が起る可能性があります。

  7. 皮膚軟部組織の血管への影響
    超音波治療では深部で熱が発生しますので、皮膚の細かい毛細血管が部分的に熱凝固される可能性があります。ただ、照射される超音波エネルギーは非常に小さいエリアに限局されますので、血管への影響は最小限に抑えられます。

  8. 耳下腺への影響
    耳下腺は唾液を分泌する唾液腺の1つで、耳下腺が損傷を受けると唾液の量が減ります。ただ、照射される超音波エネルギーは非常に小さいエリアに限局されますので耳下腺への影響は最小限に抑えられます。

その他、まだ報告されていない皮膚反応や症状が生じる可能性はありますが、担当医が的確に対応いたしますので、異常を感じた場合はすぐにおっしゃって下さい。