当院のほくろの治療方針を以下にまとめて文章にしております。ほくろの治療を希望される患者様は大変お手数ですが、ご一読下さい。
ほくろは専門用語で母斑と言います。皮膚の深いところに存在する母斑細胞が色素を出すことによって黒く見えます。従いましてほくろを除去するには、この「母斑細胞」を除去する必要があります。当院では、完全にほくろを除去するには外科的治療が最も優れた方法であるという考え方のもとに診療を行なっております。
ほくろ除去が保険適応になる場合は、生活に著しく不都合を生じさせている場合や、少しでも悪性(皮膚癌等)を疑う場合です。それ以外の場合は自費での治療となりますのであらかじめご了承ください。どちらになるかは医師が診察した上で判断させていただいております。
手術以外の方法としてCO2レーザーもしくはQスイッチルビーレーザーをご用意しておりますが、原則自費(初診料2,420円税込)でのご案内になります。どちらの治療も完全に母斑細胞を取り除くことが難しく、最終的には少し薄くなる、もしくは盛り上がりが無くなる程度とお考えください。治療後に無くなったように見えても数年後には再発する可能性があり、色が濃いほくろの場合は全く変化がない場合もございます。また頻回のレーザー治療は陥凹や色素沈着などの合併症を引き起こす恐れもあり、その際は医師の判断で治療を中止する場合もございますのであらかじめご了承ください。
医療法人形成会 当山美容形成外科
あざの一種であるホクロの除去には、切開して切除する方法と、電気やレーザーで焼灼する方法があります。ホクロの大きさや場所によって適した治療方法がありますので医師による診断を基に治療方法を決めていきます。切開法・電気法・レーザー法は痛みもほとんどなく、5分程で除去することが可能です。
切開法はホクロを切開して切除するので再発の心配がありません。大きなホクロや額、顎、頬などは切開法が適していますが、目や鼻の周りや小さなホクロには電気法・レーザー法をおすすめします。術後は一度抜糸の為に来院する必要があります。
数が多く小さいホクロや、目の周辺や鼻尖部など切除しにくい場所にできるホクロがあります。これらの部位は切除するのが難しいため、切開法の代わりにホクロの表面を焼灼する電気焼灼法や炭酸ガスレーザーによって治療します。これらの方法は皮膚表面にヤケド等を起こすことによって、治療後に傷跡が目立たなくなることを期待する訳です。
電気法・レーザー法は、まれにホクロが再発する可能性があります。除去当日から洗顔やお化粧が可能です。5個以上のホクロを同時に焼くと、除去部位が腫れる場合があります。ホクロが再発する可能性があるため、原則として子供には適応しません。手足は顔と違い、傷跡になりやすいため切開法をおすすめします。
焼灼後のかさぶたは1週間~10日くらいで取れますが、無理に手ではぎ取らないよう、気をつけて下さい。焼灼による傷跡は3カ月程かけて薄くなっていきます。
保険適応 | 保険適応時は病理診断あり |
自費 | 1個¥3,300税込 | |
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