粉瘤(ふんりゅう)とは?
皮膚の下にできる良性のしこりで、皮脂や角質などの老廃物が袋状にたまってできる腫瘤です。背中やお尻などにできやすい一方で、顔、頭皮、耳の後ろ、手足など全身のどこにでも生じることがあります。
沖縄では「トウフヌカシー(豆腐のカス)」と呼ばれることもあり、中から出てくる白くて悪臭のある内容物が、木綿豆腐のカスに似ていることに由来しています。
粉瘤の特徴
- 触るとコリコリしたしこりがあり、痛みは通常ありません
- 放置すると徐々に大きくなる(数cm〜10cm以上に成長することも)
- 感染すると赤く腫れて痛みや膿を伴うことがあります
- 自然に治ることはほとんどなく、手術が根本的な治療法です
原因と治療
よく「清潔にしていれば防げる」と誤解されがちですが、生活習慣や清潔さはほとんど関係ありません。誰にでもできる可能性があります。
治療の基本は手術による摘出です。袋(嚢腫壁)ごとしっかり取り除かないと再発します。
手術のポイント
健康保険適用(炎症が強い場合は処置を2回に分けることもあります)
形成外科専門医による丁寧な縫合で、仕上がりがきれい
施術費用について
粉瘤の治療は健康保険が適用されます。
非露出部(半袖や半ズボンで隠れる場所)の場合
粉瘤の大きさ |
料金(3割負担の方) |
直径3cm未満 |
約¥3,900 |
直径3~6cm |
約¥9,700 |
直径6~12cm |
約¥12,500 |
直径12cm以上 |
約¥25,000 |
※上記以外に使用するお薬代や処方箋代などで数百円程、病理検査代が約3000円程必要となります。
露出部(半袖や半ズボンだと外から見える場所)の場合
粉瘤の大きさ |
料金(3割負担の方) |
直径2cm未満 |
約¥5,000 |
直径2~4cm |
約¥11,030 |
直径4cm以上 |
約¥13,100 |
※上記以外に使用するお薬代や処方箋代などで数百円程、病理検査代が約3000円程必要となります。
当院の強み
当山美容形成外科では、月に100件以上の手術を実施しており、その半数以上が粉瘤です。4名の形成外科専門医が在籍し、場所・大きさ・状態に応じた最適な方法を提案いたします。また、診察時には超音波検査(エコー)での確認も可能で、安心して受診いただけます。
受診を迷っている方へ
「しこりが気になるけど、痛くないから様子見で…」
「以前診察で『放っておいて大丈夫』と言われた…」
こうした方が、腫れて痛みが出てから来院されるケースが多くあります。粉瘤は良性とはいえ、まれに悪性の腫瘍だったという例もあり、早期の診断・治療が大切です。
最後に
粉瘤は多くの人に起こり得る一般的な皮膚疾患です。放置せず、気になった段階でお気軽にご相談ください。
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